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NPO法人列島会 クリエイティブハウス 求人情報

就職者の声

Hさん (20代 男性)

当初より一般就職を目指していたHさんの意向を組み、デスクワークに必要なスキルを訓練する場を提供。その後事務局でのデスクワークを経て、外部お客様とのやり取りの多い営業部にてスキルを磨いていただきました。就職活動のノウハウや相談を随時行い、メンタル面も支援していきました。

創造館利用に至った経緯を教えてください。

Hさん:高校を卒業し、2ヶ月ほど経っていたのですが、就職も決まっておらず、どこか身を置く場所を探していました。見学をし、なんとなく創造館を利用することにしました。

創造館ではどのような仕事をしましたか?

Hさん:まず、エクセルとワードを覚え、訓練しました。わからないところは、職員さんやパソコンに詳しい他利用者さんに教えて頂きました。他利用者さんに教えるまでにスキルを身につけました。その後、事務局にてデータ入力や電話の取り次ぎを訓練しました。1年ほどして、さらに営業部で一歩踏み込んだ事務業務と電話対応を身につけました。

難しかったところはありましたか?

Hさん:事務局でデータ入力や電話対応をしていたときは、それほど難しさを感じなかったのですが、営業部へ移動してからは、外部のお客様との対応を求められ、電話対応や事務業務も複雑になり、覚えることも多く、難しく感じました。自分の対応ひとつで印象が変わるし、お弁当などの個数や納期など間違えられない部分が多くなったので、仕事に対する責任を感じるようになりました。

創造館で働いてよかったところはありましたか?

Hさん:自分は普通校に通っており、自分以外に障がい者がいるという環境ではなかったので、創造館に来て他の障がいを持った方がたくさんいらっしゃることに驚きました。みんなひとりずつ障がいが違うし、出来ること出来ないことが違います。そんななかで、創造館はいろいろな仕事のスキルが少しずつ学べるのがいいなと思いました。

般企業への就職の目標はいつから持ち始めましたか?

Hさん:創造館へ入った当初から目標を持っていました。

今回公務員に採用が決まりましたが、なぜ公務員を目指したのですか?

Hさん:Hさん:公務員を目指したのは、自分の障がいを意識したからです。一般企業にはクビやリストラといったリスクが考えられますが、自分には障がいがあるので、そうなったとき次の会社へ就職するための準備に時間がかかると思いました。それで、あまり変動のない公務員を目指しました。ただ、一般企業も5~60社ほど受けました。何度も不採用となるなかで、心が折れそうなときもありました。しかし、そのときは就職活動を小休止するなどして、モチベーションを維持しました。

今後の目標を教えてください。

Hさん:就職と同時に一人暮らしが始まります。初めての一人暮らしなので、相談支援員さんと話し合い、ヘルパーさんをつけることにしましたが、ゆくゆくはヘルパーさんの介助なしに生活していくことが目標です。仕事の面では、最初の数年はひとつづつ確実に仕事をこなしていこうと思っています。ある程度出来るようになったら、自分で考え、積極的に仕事を行っていきたいです。

がんばってください。最後に、創造館のご利用を考えていらっしゃる方や創造館でがんばっている後輩に向けて、 メッセージをお願いします。

Hさん:創造館はいろんな仕事を提供してくれます。ただ、まだまだ障がい者が職を持つのは難しい社会だと感じます。そんななかでも、就職するぞ!という想いを持ち続けることが大事です。ときに心が折れそうになったら、休めばいいのです。めりはりをつけて、生活してほしいと思います。

ご協力ありがとうございました。
Hさんの堅実で熱い言葉には、職員も頼もしさを感じます。これからもがんばってください。